「MS-DOS」というOSで動いていたパソコン当時の話です
ワードやエクセルなどは価格が高いとはいえ普通に販売されていました
でもグラフィックスといえばOSのおまけのペイントソフトぐらいしかありませんでした
まあCADソフトはなかなかの価格とはいえ販売されていますが手の届く価格ではありませんでした
とはいえどうしても「絵」を描いてみたい自分は一生懸命マウスで絵を描く練習をしていました
・・・でもどうしてもうまく描けません色々考えた末こんな方法を思いついたのです
「サタンラップに元絵を描いてこれをディスプレイに貼り付けてこの絵をマウスでなぞる」
という方法です

(今なら全て無料のソフトでヘタヘタでも数十分でこれくらいの絵を描くことはできるようになりました)
バカみたいな方法ですが無い知恵を絞りに絞って浮かんできたアイディアでした
この方法はなんとなく自分にあっていたようで普通にマウスでマウスパッドの上で描くより線のよれが少なくて済みました
完成した絵は幼稚ではあったのですが今までのものよりも随分とうまく描けたように思えました
そこでこの方法で「なれるようにしたか?」というと一回きりのものでした
何故かというと「ラップを張ったり剥がしたり」することができなかったのです
一度剥がしたラップを元通りに貼り付けるのが不可能だったからです
ラップを貼り付けたら最後まで描ききらないと(着色は別にして)別のことができなかったのです
本当に昔々のお話でした
